トップ&バック板切り出し~R付け①
冒頭から話が逸れますが、女優のキャリー・フィッシャーさんが
亡くなられたそうですね。
ぼくが音楽を聴き始めるきっかけとなったのは
子供の頃BSで放送してた「Blues Brothers」でした。
そのせいか最近の音楽はいまいち興味が持てません…。
ハリウッド女優の中にあって特段美人というわけではないのですが、
元婚約者ジェイクの出所を待って火炎放射器やアサルトライフルで
何度も復讐を試みる役が強烈過ぎて、
スター・ウォーズとか他の出演作を見ても
未だに全然キャラが入ってきません笑。
三十余年も前の映画の出演者が自分より先に
亡くなってしまうのは仕方のないことなのかも知れませんが、
現役女優の60歳の死というのは残念でなりません。
天国ではベルーシと仲良く過ごされることを祈るばかりです。
ご冥福をお祈り申し上げます。
トップ&バック板切り出し
さて、前回から1週間以上空いてしまいました。
本当に作りながら書いてるので進捗によっては
製作記が滞ってしまうこともあるかと思いますが、
どうぞよろしくお願いします。
まず、型紙としてスチロール板を用意しました。
そこに板の幅(約284㎜)を目いっぱい使って
フリーハンドで線を引き、カッターで切り出します。
色々思索した結果、こんな形になりました。
ほんとはもっとナデ肩で末広がりなシェイプの方が
きれいとは思いますが、実際は左前腕をボディの角に当てながら
弾く感覚になると思うので大体45℃ぐらいの角度になりました。
そもそもそんなハイポジションでプレーできるようになるのか?笑
なんか下半分はチェロみたいですがまぁいいでしょう…
で、この型紙を元に引き回しノコ、カンナ、ヤスリを使って
板を切り出したのですが、スプルースは柔らかいとは言え
全部手作業は流石に疲れました…。
↑は2枚を固定して誤差を揃えているところです。
くびれの下側のツノの形がなかなか揃わなくて大変でしたが、
ここは表面のラウンドを出してからまた見直すことにします。
R付け
文字通り板を3次曲面に加工する工程ですが、
これはぼくの技術では結構難関です。
それと少し勘違いしていたのですが、コントラバスや
バイオリンの曲面は厚い板からノミで削り出しているそうで、
てっきりセミアコ(ES-335とか)のようにスチームベンドで
整形しているものとばかり思っていました。
もちろんスチームなんて設備&技術的にできるわけないのですが、
かといって削り出すとなると手元の技術がいるわけです。
それも片面だけならなんとかなりそうなものですが、
両面手動で削るとなると間違いなく場所によって厚みがいびつに
なったりすると思うのですね…。
さてどうしましょうということで色々考えた末、
こんな方法にすがることにしました。↓
裏表に同じ等高線を引いて厚みを揃える作戦です。
超アナログですみません笑
大体削ったらサンドペーパーで段差を繋げていこうと思います。
最近の弦楽器工房なんかは光学測定機を導入している
ハイテクなところもあるみたいです。
節まわりは繊維が入り組んでいるのでカンナは使えません。
使えるのはノミとサンドペーパーだけということで
かなり地道で厳しい、また次の更新が遠のきそうな感じですが
またどうぞよろしくお願いします。
できればその他の作業も少しずつ平行してやっていこうと思います。
それではよいお正月を。
やさい